【宅建】無駄を省いた、最も効率の良い勉強方法はこれです【独学】

【宅建】無駄を省いた、最も効率の良い勉強方法はこれです【独学】

「効率の良い勉強方法を教えてほしい」、「宅建って独学でも受かりますか?」「ノートにはどんなことを書けば良いですか?」といったご質問をいただくことがあります。

様々な理由から、宅地建物取引士(宅建士)試験に、独学で挑戦される方がいらっしゃいます。
次のような理由が多いでしょうか。

  • 予備校の費用が出せない・もったいないから出したくない。
  • 予備校に通う時間がない。
  • とりあえず独学でやってみて、厳しそうなら予備校の通学・通信講座を検討したい。

この記事を読めば、独学で最短の合格を目指すことができる、効率の良い勉強方法がわかります。

ショウ先生
ショウ先生

私は働きながらの独学で、50点満点中45点を取って合格しました。※宅建試験の合格点はだいたい35点

私の最終学歴は中卒(高校中退)ですが、司法書士・行政書士・土地家屋調査士・宅地建物取引士などの資格を持っています。

勉強ができるというよりは、資格試験を効率よく攻略していくことが得意だと思っています。

  • 独学でも合格できるか?
  • 勉強ノートには何を書くべきか?
  • 効率の良い勉強方法とは?
  • 具体的にどのような勉強をすればいい?
ショウ先生
ショウ先生

よくご質問いただくことについて書いていきますね。

他に訊いてみたいことがある方は、お気軽にご質問ください。

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目次

独学でも合格できるか?

自分自身も独学で合格しているので、当然ながら、宅建試験には独学で合格が可能だと思っています。

学生時代ロクに勉強したことがないんだけど」という方も、まったく心配いりません。

資格試験の勉強は、学校の勉強とは違います。
「資格がもらえる」というわかりやすいメリットがありますし、内容もご自身がやっている、またはやりたいと思っている仕事に関するものです。

そのため、学校の勉強よりも興味を持って取り組めるはずです。

ショウ先生
ショウ先生

冒頭にも書きましたが、学歴は中卒である私も、独学で宅建の資格を取っています。

勉強ノートには何を書くべきか?

そもそも宅建受験生がノートを作る必要があるのか?

合格者や講師によって意見が分かれるかもしれませんが、私はそもそもノートを作ることをオススメしていません。

理由は時間がかかる割に、得られる効果が大きくないためです。

必要なことはテキストに書かれていますし、テキストを読み終わった後、最も触れる時間が長くなるのは過去問集です。

テキストか過去問集のどちらかに、足りない情報を補記する程度で充分です(私は過去問集に書くことをオススメします)。

ショウ先生
ショウ先生

一からノートを作る必要はまったくありません!

これは宅建試験だけではなく、行政書士や司法書士の試験を受けたいという場合も、やはりノートを作る必要はありません。

百歩譲ってノートを作るとしても、「ほぼ合格レベルに達したが、どうしても覚えられないことがある。」と言った場合に、覚えられないことだけについて書いてください。

勉強をはじめたての頃からノートを作ろうとすると、最初はわからないことだらけなので、何でもノートに書くことになってしまいます。

これでは膨大な時間と労力を、ノート作りに費やしてしまいます。

私がノート不要と考える理由

最大の理由は前述のとおり、「かかる時間」という意味でのコストパフォーマンスが悪いからです。

テキストか過去問集の解説を見れば、必要な情報は載っているはずです。
テキストには受験対策のプロである、予備校の講師・スタッフが作成した図表などもついているはずです。

それにも関わらず、ノートをわざわざ自作する理由がありません。

「書くことで記憶が定着する」という意見に関しては、私も同意です。
しかしかかる時間を考えると、「ノートを書く時間があれば、過去問をけっこうな問題数解けるのでは?」と思ってしまいます。

ノートに何か書いている時間があれば、その時間を使って過去問を解いた方が良いです。
過去問には受験対策に必要なすべてのことがつまっています。

過去問を重視すべき理由は、こちらの記事でも解説しています。

ショウ先生
ショウ先生

効率の良い勉強方法とは、時間・労力の無駄を省いた勉強方法です。

効率の良い勉強方法とは

効率が良いというのは、要するに無駄がない・少ないことです。

  • 無駄な時間を使わない。
  • 無駄な労力を使わない。

これができれば、効率の良い勉強方法と言えるはずです。

無駄な時間を使わない

勉強しているのにも関わらず、無駄な時間というのはどういうことでしょうか?

勉強に時間を割いてはいるものの、かけた時間の割に勉強の効果が少ないということです。
筋トレに例えると負荷の軽い運動が、効率の悪い勉強方法です。

負荷の軽い運動をしてもなかなか筋肉は大きくなりません。
短時間で効率的に筋肥大をさせるためには、高負荷のトレーニングが効果的です。

勉強も同じです。
合格に必要な範囲で、最もキツい勉強をすることが、最も効率的な勉強方法です。

具体的にいうと、過去問または本試験と同レベルの問題集を解くことです。
この際、必ず時間を計って解いてください。問題を解く時間が遅い人は、まずそれを自覚しないといけません。

問題を解く速度は充分という人も、短時間でより多くの問題数をこなせるように意識して負荷をかけてください。

ショウ先生
ショウ先生

時間を計って、本試験レベルの問題を解く。シンプルですが、これだけで良いのです。

無駄な労力を使わない

言い方を変えると、「勝手に疑問を増やしてはいけない」ということです。

特に何度も受験している方が陥りがちなのは、一度目の受験の際よりも余裕が出てきてしまうために、「本試験ではこのような事例が出ているが、少し変えてこういう場合には、どういう結論になるのだろう」という疑問を持つことです。

こういうことを考えたり調べたりしていると、キリがありません。

調べたければ合格後に趣味・教養としてやってください。
受験生の間は勝手に疑問を増やさないでください。

ショウ先生
ショウ先生

本試験より簡単な問題は、負荷が軽すぎてダメです。本試験よりも難しい問題・細かい知識も必要ありません。なぜなら本試験では問われないからです。

「でも本試験で初めて出るかもしれないじゃないか」とおっしゃる方もいらっしゃると思います。
しかし残念ながら、すでに過去問で問われている論点と比較すると、出題される可能性が低いと言わざるを得ません。

出るか出ないかわからないものを勉強するよりも、出る可能性が高い問題に絞って勉強をした方が良い理由は、宅建試験が「50点満点中35点程度で合格でき、かつ過去問と同じような問題が繰り返し出題されるから」です。

75%程度の正答率で良いので、細かすぎる論点や出題実績がない論点にまで、時間をかける必要はありません。

細かい論点に時間を割くよりも、もっと出題される可能性が高いものについて、確実に正答できるようにした方が、合格の可能性は高くなります。

未出題の論点も押さえないと不安という方は、予備校の直前試験対策のような講座を受けても良いかもしれません。
受験対策のプロが「これは出るかも」と予想した問題・論点に触れることができます。

ただしこれも、「過去問はもう本当に完璧に仕上がってる」という、余裕のある方にしかオススメしません。
まずは過去問を完璧に正答できるようになることを、最優先に考えてください。

また宅建ぐらいメジャーな資格であれば、各予備校が受験会場近くで「出題予想問題」のような冊子を配っていることが多いです。
本試験前に、こういったものにサラっと目を通す程度でも、充分対策になると思っています。

ショウ先生
ショウ先生

資格試験の勉強は、教養を身に着けるための勉強とは異なります。知見を広げるような勉強は、合格後にゆっくりすれば良いでしょう。

試験に合格するまでは、合格に必要な勉強だけをしてください。
厳しい言い方をすると、「余計なことに時間やエネルギーをかけている余裕はないはずだ」ということです。

具体的にどのような勉強をすればいい?

勉強の順番

もし私が今から、最短で宅建試験の合格を目指すなら、このような順番で勉強を進めます。

  • テキストを読む。わからなくても最後まで一気に読む。
    仮に予備校の講座を受講するのであれば、絶対に通信。講義は1.5倍速~2倍速で視聴する。
    ※Youtubeなどの動画配信サイトを利用する場合も同様です。
  • テキストまたは講座が一通り終わったら、テキストを全部一気に読む。
    重要と思われるところ(太字で印刷されている部分や、図表、自分が一度目に読んだときに線を引いた部分)を中心に、短時間で一気に読む。
    ※目的は2つあります。1つは記憶のブラッシュアップ・もう1つは一度目にわからなくて飛ばし読みしたところについて、意味がわかるようになっているかの確認。
  • 過去問集を解く。本試験までに最低3周は回すつもりでやる。
    理解度を深めるためには参考条文を引いた方が良いが、時間がないならそれは諦める。
    ※時間が充分にあるかどうかの基準は、本試験までに過去問を3周以上回せるかどうか。条文を引きながらでも3周回せるなら、条文を引いた方が良いと思う。
    条文を引いていると過去問3周回す時間が足りないなら、条文は引かない。
  • スキマ時間や入浴時間もなるべく勉強する。
    ※短期集中の場合はスキマ時間も勉強に充てることをオススメします。
    受験が長期化するときは、休めるときには休むのも続けるための一つの方法です。
  • 移動時間などのスキマ時間で、過去問集を開きづらい場所であれば、スマホのアプリやWebサイトなどを活用する。
  • 過去問を3周やってもまだ時間があれば、まずは過去問の中で、まだ自信をもって正答できないところを攻略する。過去問は100%解けるようにする。
  • それでも本試験までに時間があるならば、予備校が出版している過去問レベルの問題集などに手をつける。
  • できれば直前期に模試か直近の過去問1年分を、本試験と同じ制限時間で解いて、本試験での時間配分に慣れておく。

勉強のスケジュール

ショウ先生
ショウ先生

仮に勉強期間を3ヶ月間として、スケジュール例を考えて記事にしてみました。
1ヶ月・2ヶ月・6ヶ月ぐらいの勉強期間で考えている方にも参考になると思います。

まとめ

まとめます。

今から私が、最短の合格を目指すならこうします。効率的な勉強方法はこれ!

  • ノートは作らない(テキストか過去問集のどちらかを選んで書き加える)
  • 過去問で出題されていないことは勉強しない
  • テキストを読む→過去問を3周回す
  • 過去問の苦手問題だけを集中して解く
    ※苦手なものとは、受験生全体の正答率が高いのに、自分は解けない問題です
  • 余力があれば本試験レベルの問題集に手を出すのはあり

記事を読んで下さった方で、ご相談・ご質問などあれば、コメント欄・お問い合わせページ・TwitterのDMなどで気軽に連絡くださいね!

お問い合わせページ

ショウ先生こと宅地建物取引士・司法書士・土地家屋調査士・行政書士の永田翔でした。

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